TTC015B/TTA008Bプッシュプルアンプ(1):バイアス回路
【2026.02.20 Update】 オーディオアンプを期待した方には申し訳ありません.このページはアマチュア無線機用の終段増幅器に関するものです. 以前からTTC015BとTTA008Bを使ってQRP送信機用のプッシュプル終段増幅器が作れないかと考えておりましたが,ようやく着手しました.まずはバイアス回路からです. 今回はクロスオーバ歪をなるべく小さくして高調波成分を低減するためにB級ないしはAB 1 級を考えていますが,リニアアンプは想定していません.CW用です. 回路図とブレッドボードです.TTC015B/TTA008Bのリード線はEIC-301/701に入らなかったので,ピンヘッダにはんだづけしてから挿入しています(EIC-801/102なら何とか入る). 12V電源でのアイドル電流実測値は8.42mA(電源投入直後は7mA程度,熱平衡状態に落ち着いたところが8.42mA)でした.また\(Q_1\)及び\(Q_2\)の\(V_{BE}\)は,それぞれ0.620V,0.618Vでした. リニアアンプやオーディオアンプを考えるのでしたら,アイドル電流をもっと流したほうがいいでしょう. 次は出力2Wクラスの実回路を実験することにしましょう.30MHzくらいまではテストしたいので,ブレッドボードではなくユニバーサル基板に組まなくっちゃ. 【2026.02.20追記】 バイアス抵抗を何種類か変化させて測定し直してみました.測定日が異なりますので,4.7kΩの電流値は若干変わっています.3.3kΩ時のアイドル電流は,揺らぎが少し大きかったので2桁精度にとどめています.CW用なら6.8kか10kΩで良いかもしれません. なお3kΩ未満ではアイドル電流が時間とともに上昇する傾向を示したので,NGです. \(R_\mathrm{B}\) / kΩ \(I_\mathrm{idle}\) / mA \(V_\mathrm{BE1}\) / V \(V_\mathrm{BE2}\) / V 3.3 20 0.641 -0.639...